前回、受験生が相談者(クライエント、CL)役をやると、
すでに解決している内容なので、フィードバックではなく、答え合わせになってしまう
という記事を書きました。
答え合わせというのは、どこが正しくて、どこが不正解なのかということになってしまいます。
この段階でキャリアコンサルティングではなくなってしまいます。
なぜならば、キャリアコンサルティングには「正解」「不正解」がないからです。
こんにちは、さすけ@CCtです。
今回は、自主勉強会での落とし穴 パート2をお送りします。
誰からフィードバックされるのか?
前回の記事で、私が自主勉強会に参加している時はどうしていたのかをお伝えしました。
受験生同士でロールプレイの練習をした時は、お互いにフィードバックはしない。
15分間のロールプレイと口頭試問に慣れるということだけと決めていたのです。
では、どんな人からフィードバックを受けていたのか?
それは、「日常でキャリアコンサルティングを業務としている人」から。
これも決めていました。
ホルダー、有資格者はたくさんいます。
手伝ってくれる、支援してくれる、サポートしてくれるホルダーさんもたくさんいました。
壁打ちの相手としてはとても心強いです。
受験生よりも知識はありますからね。
だから、相談者役をやってもらってはいました。
しかし、フィードバックはいただきませんでした。
父からの言葉が大事だと思ったから
では、なぜフィードバックを貰わなかったのでしょうか。
それは、父からの言葉が印象的だったからです。
父は、ある企業の運転手をしていたことがありました。
つまり「運転のプロ」です。
世の中には車の免許を持っている人はたくさんいます。
しかし、その殆どはペーパードライバーで、免許はあるものの車を運転することはない人です。
ご自宅に車を所有していて、お休みの日には運転する人もいるでしょう。
しかし、これもプロではありません。
やはりプロと呼べる人は、日常、それを仕事としている人たちです。
私が運転免許証を取ったとき、約1年間、毎日、父の元で車の運転を習いました。
ガッツリと運転の技術を叩き込まれたのです。
父から教わったことは車の運転ではなく、
その道のプロから学ぶことが大事
ということです。
免許を取ることは誰でもできることですが、その道のプロになることは、誰にもできません。
相談者役がしっかりできる人はフィードバックもできる
また、日常からキャリアコンサルティングを生業としている人は、相談者役もしっかりしています。
いままさに、この瞬間、瞬間、悩んでいるんだなぁ、思うほどです。
でも、ちゃんと第三者視点を持ち合わせ、客観視もされています。
だからこそ、フィードバックが負に落ちるのです。
合格を手にするためにも、的確はフィードバックを受けるようにしましょう。
決して、答え合わせをしないように。